味噌を仕込んだときの麹が余ったら,本物の甘酒を作ってみませんか? 作り方はとても簡単で,お粥に米麹を混ぜて保温して何時間か待つだけです. 砂糖は一切加えていないのに,驚きの甘さに仕上がります.
甘酒と呼ばれていますが,この作り方ならばノンアルコールです.
ちなみに,麹を使って作る味噌の作り方 と 続・味噌の作り方のページ, 甘酒を転用してつけ床を作ることが出来る 三五八漬け(野菜), 三五八漬け(肉魚と漬け床の比較) のページもありますので合わせてどうぞ.
ご飯を炊いて,お粥を作ります.もちろん残りご飯でも構いません. 塩は入れません.
お粥を60度ぐらいに冷ましたら,米麹を混ぜます. 使い方は麹の説明書に従ってください. スーパーで売っているみやこ麹(乾燥麹)の場合,良くほぐしてお粥に混ぜ込めば良いです.
温度が高すぎるとコウジカビが死んでしまう上, 酵素も破壊されてしまうので甘くならないでしょう.
蓋をして6時間程度待ちます.途中で一度混ぜた方が良いです. 温度が50度程度に設定できる炊飯器ならばそれで保温しても良いです. 温度設定が出来ない炊飯器だと温度が高くなりすぎるので, 保温は切ったままにした方が良いかもしれません. その場合は途中で少しだけ暖めたほうが良いかも.
少し黄色くなって甘くなったら完成です.適宜お湯を足して飲みましょう. ショウガなどを加えても美味しいかも.
広口で保温の出来る水筒などに注いで待つのでもよいと思います. 蓋の仕組みは単純なものの方が,甘酒が付いてしまったときなど洗うのに便利でしょう.
後で飲む場合は,加熱しておきます. 基本的に保存は考えずに早めに飲んでしまう方が良いと思います. 余ったら,塩を足してさごはち漬けのつけ床代わりに使うことも出来ます.