庭にキンカンの木が1本あると,11月から3月ぐらいにかけて とても食べきれないほど大量の金柑が収穫出来ると思います. ここでは,大量の金柑の処理方法として多分最も一般的と思われる金柑の甘煮の作り方を紹介します. 喉が痛いときに食べると何となく良い感じです.
金柑ジャム(金柑マーマレード)も作り方とレシピは基本的に似たようなものですが, 別のページに きんかんジャムの作り方 として載せておきました.
ちなみに,ジャムの作り方シリーズとしては, イチゴジャムの作り方 , ブルーベリージャムの作り方, ゆずジャム(柚子マーマレード)の作り方, 電子レンジを使ったいちごジャムの作り方, 電子レンジを使ったブルーベリージャムの作り方, 電子レンジを使ったブルーベリージャムの作り方(ペクチン入り), 電子レンジを使ったマンゴージャムの作り方, キウィジャムの作り方 のページもありますので,合わせてどうぞ.
ヘタを取ってきれいに洗います. キンカンの甘煮を作るときは皮も使用することになりますので, 丹念に洗いましょう.
キンカンに竹串で穴を開けるか,包丁で適当に切り目を入れます. 種子を取り除くのは茹でてからの方が良いでしょう.
切り目を入れないで,丸煮のようにしたほうが,見た目がきれいに仕上がるかも知れません.
お湯をたっぷり沸かし,キンカンを3分程度茹でます.
種子を取り除きたい場合は,切り目から竹串か何かでほじくり出しますが,結構面倒かも. 我が家の金柑のうち,ぷちまるという品種は種なしなのでちょっと楽です.
金柑を味見して,苦いようならば20〜60分ぐらい水にさらします. 市販のキンカンならば多分水にさらさなくても大丈夫なことが多いと思います. 庭で寒さにさらされていたキンカンはちょっと苦いかも.
水にさらす場合,他の柑橘類よりは短めで大丈夫なことが多いようです.
鍋に金柑,水,砂糖を入れて煮ます. 砂糖を複数回に分けて入れる方法と,一度に入れてしまう方法, 水と砂糖を煮立ててからキンカンを入れる方法とがあるようですが, どれでも良いと思います(自分は最初から全部一緒に入れちゃっています).
ほどほどに水気が飛んだら,火を止めます.ちなみに切り目を入れると左のように, 竹串で刺して穴を開けたときは右のようになります.
金柑と煮汁が熱いうちに,清潔なビンに詰めます.
甘露煮というと,なんとなくフナやワカサギの類を砂糖,みりん,醤油などで煮た物を連想してしまうのですが, 果物や栗を砂糖で煮たものも甘露煮というようです.
砂糖を減らして作った場合は,早めに食べきらないとカビが生えてしまいます.