電子レンジを使ったイチゴジャムの作り方



 

イチゴが多めに採れて,生では食べきれずに少し残ってしまったとか, お菓子作りに使ったイチゴが少し余ったということはありませんか?

こういったときは,電子レンジでジャムにしてしまうのも一つの方法です. 鍋で煮詰めてジャムを作るとなると,一仕事という感じがあるかもしれませんが (でも,本当は意外に簡単,短時間で出来ます), 電子レンジならかなりお手軽,簡単にジャム(コンフィチュールconfiture)を作ることができます. 加熱時間もイチゴ250グラムぐらいなら15分かからないでしょう.

 

ちなみに キウィジャムの作り方ブルーベリージャムの作り方ゆずジャム(柚子マーマレード)の作り方いちごジャムの作り方電子レンジを使ったブルーベリージャムの作り方電子レンジを使ったブルーベリージャムの作り方(ペクチン入り)電子レンジを使ったマンゴージャムの作り方 のページもありますので,合わせてどうぞ.


  • レシピの例:(分量は適宜加減をしてください)
  • 冷凍イチゴ250g.
  • グラニュー糖100g程度(果物の重量の半分が目安です.今回は甘さ控えめにしました. お好みでもっと減らしても増やしても大丈夫です).
  • レモン果汁(なくてもOK).
  • ペクチン(固まりやすくするためのもの.なくてもOK).

 

  • 道具: 電子レンジで使える耐熱容器(1.5Lは入るもの),はかり,へらなどの調理器具.
  • 保存容器: ジャムの空き瓶やいわゆるハチミツ瓶など. あらかじめ煮沸消毒をしておくと良いでしょう. 容器を洗った後,濡れたままで電子レンジで1分30秒ぐらい加熱でも良いでしょう (さわれない位に熱くなることもあるので注意しましょう). 圧力鍋があれば高圧で加熱もありでしょう.

苺に砂糖をまぶします


今回は,冷凍イチゴを使ったので,ヘタが取ってあります. 生の苺を使う場合はヘタを取り,傷んだ部分などは取り除きます. 適宜水で洗い,軽く水気を取ります.

 

イチゴに砂糖をかけました.ちなみに,ボウルの容量は1.5Lです. イチゴ250gでジャムを作るのであれば, これ以上小さな容器は避けた方が無難です(下の方の写真をご覧下さい).

苺に砂糖をまぶした

少しつぶしてみました


必ずしもイチゴをつぶす必要はありませんが,冷凍イチゴだったので軽くつぶしてみました. すぐにこのように相当な量の果汁がしみ出てきます.
イメージ

電子レンジで加熱します


イチゴの入った容器を電子レンジに入れて,6分ほど加熱しました(550W,オーブンなしタイプ). ラップはしていません. 電子レンジの出力やタイプ,イチゴを入れた容器,イチゴの量などによって, 時間は違ってきますので,様子を見ていて,少し沸騰させるぐらいの感じで.

電子レンジで加熱中

アクをとります


電子レンジで加熱している最中にアクが出てくるかと思いますのですくい取ります. ちなみに写真ではアクを右端に集めてあります. 丁寧にとった方が,きれいなイチゴジャムになるでしょう.

一度目の加熱後

電子レンジで加熱中の様子


再度電子レンジ加熱をします.今回はまた6分間の加熱をしました. 少し分かりにくいかもしれませんが,かなり縁の近くまで泡が来ています. このぐらいまで泡立ちますので,小さな容器で一度にたくさん作ろうとしないほうが良いでしょう. 無理をすると吹きこぼれてしまいます.

再度電子レンジで加熱中

電子レンジでの加熱終了


ガラスボウルの縁まで泡が達していることが分かります. 適宜ジャムテストを繰り返して,ほどほどまで煮詰めますが, 今回は十分固まりそうだったので,ここで加熱を終了しました.

 

イチゴの粒を残したくないときは適当につぶしましょう (無理につぶす必要はないと思います. 冷凍イチゴなら,半解凍状態でつぶす方が簡単です). ペクチンは使っていませんが,普通に固まりました.

煮詰めている

アクをとり,瓶に詰めます


きれいにアクを取ると,こんな風になります. 最初にイチゴの粒をつぶしたので,イチゴの形はほとんど残っていません.

 

熱いうちに瓶に詰めてきちんと蓋をします. 蓋をゆるめに閉めて,湯煎にかけてからきちっと締めるという方法もあります. 上に空間があまり出来ないような瓶を選びましょう.

イチゴジャム完成


今回は,半解凍状態のイチゴを,オーブン機能がない電子レンジを使って12分加熱しました. 生のイチゴならばもう少し時間は短くて済みます.分量が少なければ,加熱時間は減るでしょう.その他, 電子レンジを使ったブルーベリージャムの作り方の下の方に書いたように, 条件によって,ジャムが出来上がるまでに必要な加熱時間は違ってきます. 様子を見ながら暖めましょう.

 

砂糖を減らして作った場合は,早めに食べきらないとカビが生えてしまいます.


   
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