- レシピの例:(分量は適宜加減をしてください)
- キンカン500g.
- 砂糖250g(金柑の重量の半分ぐらい.お好みで増減可能).
- レモン汁やクエン酸はお好みで.
- 道具: ホーローなど耐酸性のある鍋,はかり,へら,包丁などの調理器具.
- 保存容器: ジャムの空き瓶やいわゆるハチミツ瓶など.
あらかじめ煮沸消毒をしておくと良いでしょう.
圧力鍋があれば高圧で加熱しておくのも良いかも.水洗後,水をふき取らないで,
電子レンジで1分30秒ぐらい加熱するのでも結構大丈夫です(熱いので注意).
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キンカンを洗います
ヘタを取ってきれいに洗います. 水気をふき取ります.完熟の金柑を使った方が色はきれいです.
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(キンカンを茹でこぼします)
味見をして苦いかどうかを確認します.
苦すぎて困るようであれば,15〜20分ぐらい煮て,ゆで汁を捨てます(要するに茹でこぼす).
苦くなければ省略して良いと思いますが,
一旦加熱した方が金柑が柔らかくなって良いかもしれません.
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キンカンを切ります
まず,横半分に切って,中に入っている種子を取り除きます.
我が家の金柑のうち,ぷちまるという品種は種なしなのでちょっと楽かも.
勢いよく切ろうとすると中の種子を割ってしまい手間が増えるかも知れません.
種子を取り除いたら,お好みのサイズに切ります. |
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キンカンを煮ます
ひたひたの水で煮る作り方と,水をくわえないで加熱する方法があるようです.
水を入れ過ぎると後で煮詰まるまでに時間がかかります.
水を全く入れないと,キンカンからの汁が出てくるまで焦がさないように混ぜるのが面倒かも.
というわけで,ほんの少しだけ水を入れてみました.
ここで裏漉しをするとなめらかなジャムになりますが,
しなくても普通にジャム(金柑マーマレード)になるので大丈夫です.
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砂糖を加えて煮ます
金柑が柔らかくなって汁気が出てきたら,砂糖を加えてさらに煮ます.
キンカンから出てくる汁が少ないときにいきなり強火にかけると焦げるかも知れませんので注意しましょう.
砂糖も複数回に分けて入れる方法と,一度に入れてしまう方法とがあるようです.
水分が多めの時は一度に入れてしまう方が簡単かも?
ほどほどに水気が飛んだら,火を止めます. |
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ビンに詰めて完成
金柑ジャムが熱いうちに,清潔なビンに詰めます.
写真は450cc広口瓶なのですが,キンカン300gで作ったジャムに対しては大きすぎます.
ちなみに写真の金柑ジャムは,キンカンの種子を取り除いて煮たあとで,
スティックタイプのブレンダーを使って皮の形状があまり残らないように処理してあります. |
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果物重量の半分の砂糖と果物を一緒に煮るというのはジャム作りの基本形だと思いますが,
金柑ジャムや金柑の甘露煮を作るときも基本的に同じです.
金柑ジャムを作る場合も,ペクチンは入れなくてもそれなりに固まると思います.
クエン酸やレモン汁も多分入れなくても大丈夫だと思いますが,
酸味が足りない時などはお好みでどうぞ.
ここではキンカンを加熱して水気を出してから砂糖を加えるという手順を紹介していますが,
刻んだキンカンに砂糖をまぶして,汁気が上がってくるのを待つのでも良いでしょう.
フードプロセッサーがあれば,種を取り除いたキンカンを粉砕してジャムにするのも良いでしょう.
スティックタイプのブレンダーがあれば,鍋の中で簡単に処理できます.
フードプロセッサーなどを使う場合は種子の取り残しを作らないように気をつける必要があります.
砂糖を減らして作った場合は,早めに食べきらないとカビが生えてしまいます.
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