燻製作りの入門編ということで,鶏ささみを燻製にしてみました. ベーコンを作ろうとすると,1週間程度塩漬けをして何時間か塩抜きをしてから数時間燻煙をかけるという 手順になりますが,鶏ささみの燻製ですと漬け込み時間も塩抜きの時間も燻す時間もかなり短くて済みます. 試してみませんか?
ちなみに, 鳥はむ(鶏ハム)の作り方1, 鳥はむ(鶏ハム)の作り方2(炊飯器利用編), ベーコンの作り方, パンチェッタ風豚肉の塩漬けの作り方, ブレザオーラ風牛もも干し肉の作り方, スペアリブの作り方, ビーフジャーキーの作り方 のページも作成しましたのであわせてどうぞ.
最初から取り除いてあれば,もちろんこの作業は不要です. また,気にならなければそのままでも良いです.
ソミュール液またはピックル液,マリネ液とも呼ばれます (塩水だとソミュール液,リキュール等を入れた塩水をピックル液と使い分けることもあるようです). 実際には別の入れ物で作ると塩が溶け残るので, ジップロックバックのような漬け込み容器の中に直接入れた方が良いかもしれません.
ジップロックバックに入れて冷蔵庫で半日ほど寝かせます.
塩分濃度が低くく漬け込み時間が短いので10分ぐらい水につけて置く位で良いです. 塩辛いのが好みなら洗い流す程度でも.
1,2時間乾かします.夏場は冷蔵庫で.写真ではキッチンペーパーの上に載せていますが, くっつくので注意して下さい. 少なくとも表面の水分は乾かさないとうまくスモークできません. ここでハーブオイル等があれば,ささみの表面に塗ると良いかもしれません.
ここではスモーくんDXという名称のスモーカー(燻製器)を使っていますが, 段ボール式でも中華鍋式の簡易スモークでも良いです. 当然煙が出ますので屋外でしましょう. キッチンで使用可能なスモーカーを使う場合は換気扇を強で回した方が良いと思います.
中の白い物はゆで卵で,ついでに燻卵を作ろうとしています.
冬場の屋外で作る場合,温燻の温度を保つのが難しいので, ウッドチップ+熱源でスモークするか,電子レンジかコンロで加熱後スモークウッドで燻すと良いでしょう. 時間は好みで.長すぎると煙臭くて苦くなります.
燻煙をかけ終わったら,味がなじむのを待っていただきます. 一日ぐらい待つと良いかも. 燻製作りの本に載っているぐらい茶色くしてしまうと,煙臭過ぎるかもしれません.
白ワインと塩の代わりに日本酒と醤油などを使っても美味しいと思います.