- レシピの例:(分量は適宜加減をしてください)
- ・牛もも肉(脂身のないもの)500g
- ・漬け込み液用:たとえば塩20g,砂糖15g,赤ワイン(他のお酒でも)90cc,醤油50cc,みりん30ccなど. 甘辛い味にすることが多いようです.
お好みでタマネギ,コショウ,ニンニク,ショウガ,ナツメグなどのスパイス適宜.
- 分量はかなり適当でも何とかなります.心配なら肉を一枚焼いて味の確認をすれば良いでしょう.
- 道具:包丁,まな板などの調理用具.ビニール袋,キッチンペーパーなど.
- スモーカー,コンロなどの熱源,ウッドチップ(クルミでもサクラでも好きなものを)
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肉を薄めにスライスします
ブロックを買ってきた場合は,少し冷凍庫に入れて半分凍った状態にした方が切りやすいです.
切り方は,肉の線維に沿ってと書いてある本と,線維と垂直にと書いてある本があるので,
どちらでも好きな方で良いでしょう.肉たたきをしても良いかもしれません. |
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漬け込み液を作ります
漬け込み液(ソミュール液,ピックル液,マリネ液と呼ばれる事も)の材料を混ぜ合わせます.
味はお好みでどうぞ.
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肉を漬け込み液に漬けます
漬け込み液に肉を漬けます.冷蔵庫で数時間〜半日ぐらい保存します.
肉の保存期間を長くしたい場合や,漬け込み液のレシピによっては一日以上つけ込む事もあります. |
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水ですすぎます(塩抜きをします)
肉を水で軽く洗い流します.洗い流さずに,軽く汁気を拭くだけでもかまわないようです.
ここで好みに応じてコショウなどを振っても良いでしょう.
強めの塩で仕込んだ場合や長時間つけ込んだ場合などは,必要に応じて塩抜きをします.
塩抜きをしない方が長期保存に向くと思います. |
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肉を干します
肉を干物ネット(干し網)に広げるか,フックをかけてぶら下げるかして半日〜1日ぐらい乾燥させます.
柔らかい方が良ければ短めに,硬い方がよければもっと長めに干しましょう.
干すのを省略して,50度ぐらいに暖めたスモーカーの中で数時間程度乾燥をおこなうという方法もあります.
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燻煙をかけます
肉をスモーカーの中にぶら下げるか広げるかしたらスモークします.
スモーカー内の温度は60度ぐらいで,1時間程度燻煙をあてます.
あまり煙をかけ過ぎると渋苦くなってしまうかもしれませんので,
最初は短めに切り上げる位で良いかも(加熱したければ電子レンジを使う等すれば良いと思います).
肉をぶら下げた場合は,下に落ちないように注意しましょう. |
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ここでは温燻にしましたが,ビーフジャーキーは冷燻,温燻,熱燻のどれでも良いようです.
熱燻なら短時間で仕上がります.20度以下で長期間スモークする冷燻では一般に保存性が高まるそうですが,
通常は温燻か熱燻で良いと思います.
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完成
少し待って味がなじんだら完成です.
もっと乾燥させると保存できる期間が長くなるかもしれませんが,当然硬くなります.
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味付けは何でも良いです.
個人的にはみりんを使ったやや甘めなものやニンニク風味のものが好きですが,
たとえば焼き肉のタレで味付けをして肉を干すのもありでしょう.
ビーフジャーキーは味付けの他にも肉の厚さや干し具合によってかなり違った雰囲気に仕上がります.
いろいろ試して好みのレシピを見つけて下さい.
今回は,肉の切り方を二通り(肉の繊維に平行に切る,
垂直に切る)試してみました.肉の繊維に対して垂直に切った方
(写真の中で短いもの)が食べやすかったです.肉の繊維に対して平行に切った方(写真の中で長いもの)は,
少し食べにくいですが噛みちぎって肉を食べている感じがでます.
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