梅干しの作り方(ビニール袋を使って)



 

『きょうの料理』6月号で,ビニール袋を使った梅干し作りが紹介されていたと思います. 梅を漬ける容器としてビニール袋を使えば, 要らないときには折りたたんでおけるし,つけている最中の梅の保管場所に合わせた形になるし, 口を絞れば,白梅酢が少ししか上がってこなくても全体に浸せるし,という訳で結構いいかも? ジップロックかなにか,厚手のビニール袋を使うと便利かもしれません.

 

保存・冷蔵用のストックバッグ大(26.8cm×27.9cm)だと,南高梅1kg位がちょうど良い感じでした. それ以上入れると何となく窮屈そうでした. なお,食品保存用のビニール袋の中には,抗菌剤が添加してあると書いてあるものもあります (何時間で大腸菌がどのぐらい減るとかいう表示もありました). 気分的には,漬物をするときには抗菌剤が入っていない袋の方が好きかな.

 

ちなみに梅つながりということで 梅酒の作り方梅干しの作り方梅シロップの作り方(砂糖漬けバージョン)梅ハチミツの作り方(梅シロップ蜂蜜漬けバージョン)梅サワーの作り方 のページも合わせてどうぞ.


  • レシピの例:(分量は適宜加減をしてください)
  • 完熟梅1kg(南高梅がお薦め,青い場合はビニールから出して追熟します).
  • 塩180g(梅をつけるため). 塩分を減らして,砂糖かハチミツを追加する場合もあります.
  • 紫シソ100g(量はお好みで)
  • 塩20g(シソをつけるため.紫蘇の葉の20%ぐらい).
  • ホワイトリカー35度を少々(洗浄,消毒用).

 

  • 容器:
  • ビニール袋.上に書いたとおり,ジップロック等の保存用袋が便利でしょう.

ビニール袋を消毒します


今回は厚手で口が閉じられるということで, ジップロックの保存・冷蔵用のストックバッグ大を使いました. ホワイトリカーを少し注いで,内側全面を湿らせています. 空気を抜いて口を閉じれば,簡単に全体が消毒できると思います.

ビニール袋消毒中

梅の果実をビニール袋に詰めます


梅の下準備(ヘタ取り,梅の洗浄,必要に応じてあく抜き等)は普通の 梅干しの作り方と同じようにおこないます.

 

ホワイトリカーをくぐらせた梅の実をビニール袋に入れます. 濡れている方が塩がくっつきやすいのですが,水濡れだとカビが生えやすくなります.

梅の実をビニール袋に詰めた

梅を塩でまぶします


袋の中に塩も入れて混ぜます.どの梅にも塩が十分に付くようにしましょう. ついでに,ヘタのくぼみの部分にもしっかり塩をすり込むと良いかもしれません.

 

梅の実を消毒中

梅酢が上がってきた


ビニール袋入りだと,手を汚さず,そこから全体を撹拌することができます. 今回は比較的大粒の南高梅をつかったこともあり,梅酢の上がりがとてもよいです.

 

塩分を減らすと健康的かもしれませんがカビが生えやすくなります.

梅の実を塩にまぶす





これ以下は,普通の梅干しを漬けるときと同じです. 干さないで漬けたままにするという作り方もあります(梅干しじゃなくて梅漬け).


   
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