ぬか床を最初から作るとなると,ちょっとした決心が必要かも知れませんが, すぐに野菜を漬けられる状態になったぬか床が市販されています. これならば手軽ですし,ニオイもあまり強くないので親しみやすいと思います. というわけで,試しに作ってみませんか.
ちなみに漬物の仲間ということでは, 三五八漬けの作り方・野菜バージョン, 三五八漬けの作り方・肉魚バージョンのページがあります. 発酵食品ということでは, 味噌の作り方, 続・味噌の作り方のページ, 醤油の作り方(初級編), 続・醤油の作り方(初級編)のページ, 納豆の作り方のページもありますので合わせてどうぞ.
お店によって扱っているメーカーが違うかもしれませんが, いずれにしても,頑丈そうな袋に入っていて,袋がそのまま容器になるタイプが 便利だと思います.タッパーとは違って,冷蔵庫の中で形の融通が利きますので.
野菜はきれいに洗って,適宜皮をむく等の処理をします.
野菜をぬか床に埋めます.ここではカブを漬けていますが, 大根,ニンジン,キュウリ,なすなどをお好みでどうぞ.
冷蔵庫で漬けると,ぬか漬けが出来上がるまでの時間が長くなりますが, 塩分を減らしても,室温が高くなっても,混ぜるのを忘れても, ぬか床が傷みにくいので良いと思います.
冷蔵庫に入れた場合,一日ぐらいでぬか漬けが完成します. 糠床のなかから野菜を掘り出すのが, なんとなく宝探しみたいで楽しいかもしれません.
軽く洗っていただきます.
野菜を何度か漬けているうちに,ぬか床が水っぽくなってくるかもしれません. 袋の口を折り返して,しばらく逆さまにしておけば, 水気が袋の口の方に集まってくるので水を捨てると良いかもしれません. キッチンペーパーで吸い取っても良いでしょう. 乾いた炒り糠を足しても良いかも.塩入りの糠なら塩分追加も一緒にできます.
適宜塩を足します.塩の入った炒り糠やを足しても良いかもしれません. ぬかみそ芥子は塩が入っていないかもしれませんので確認をして使いましょう.
邪道かも知れませんが,冷蔵庫で漬ければ夏場もぬか床が異常発酵しないので安心です. 毎日かき混ぜなくても大丈夫なようで,短期の旅行なら特に何もしなくても平気でした.
急にぬか漬けを食べると,おなかが緩くなるかも知れません.