味噌の作り方(大豆のマッシュまで)



 

味噌は大豆と米麹と塩と水で作りますが, 安いものは大豆かすや米ぬかの類で増量しているという記述を(Web上で)見かけました. 食品の安全性が心配な昨今,自分で材料を吟味して味噌を手作りしてみませんか? (とりあえず,国産の大豆を選べば, ポストハーベストや遺伝子組み換え大豆の問題は回避できそうですし). お味噌の作り方自体も意外にシンプルで,基本的に大豆を煮て潰して冷ましてから, 糀と塩を混ぜて蓋をしてしまっておけばOKです.

 

ちなみに大豆つながりということで しょう油の作り方続・しょう油の作り方のページもあります. 合わせてどうぞ.納豆の作り方のページも作りました.


  • レシピの例:(分量は適宜加減をしてください.これだと大体4kg前後のお味噌ができます)
  • 大豆1kg.
  • 乾燥麹1kg.
  • 塩480gぐらい.
  • 重さで言えば乾燥した大豆2対,乾燥米麹2対,塩1弱の割合が基本(塩が1だと塩辛いかも)です. 生麹を使う場合は,乾燥麹の1.5倍ぐらいあってもよいようです (上の例だと,乾燥した大豆2対,生麹3対,塩1弱位).

 

  • 道具: 大きな鍋,はかり,へらなどの調理器具.
  • 保存容器: ホーローか甕.

大豆を水につけます


大豆をきれいに洗って, 大豆の重さの三倍ぐらいの量の水に,一晩つけておきます. 虫食い大豆などは取り除きます.

大豆を水につけます

膨らんだ大豆


一晩も経つとこのように膨らみます. 乾燥した大豆を十分に吸水させると重さは平均で約2.3倍に増えました.

 

浸水させすぎて発芽させたり,腐らせたりないように注意しましょう.

十分に吸水して膨らんだ大豆

大豆を煮ます(蒸す方が正しい?)


圧力鍋で加熱します.15分〜20分で煮上がると思います. 普通に煮ると3時間ぐらいかかるかもしれません. 大豆の煮汁は捨てないで取っておきます(下の水分調整用).

 

圧力鍋を使うときの注意は下の方に書きました.

大豆を煮ます

大豆をつぶします


ゆであがった大豆は,熱いうちにつぶします(冷めると本当に潰れなくなるので). マッシャーでも良いですし,フードプロセッサーを使っても良いです. ビニール袋に入れて,上から踏みつけても良いかも. やけどには気をつけましょう.

 

つまみ食いをするおそれのある家人等がいる場合は, 多めに茹でておくか,食べられないような工夫を (糀自体は甘酒等に使えますし,味噌の中に多めに入れても問題はないと思います. 多すぎると異常発酵をするかもしれませんが).

イメージ





圧力鍋を使う場合,圧力をかける前に軽く茹でて, 浮いてきた大豆の皮と灰汁を取った方がよいです.

 

また,一度に煮る分量は,鍋の取扱い説明書に必ず従ってください. フィスラーの10L鍋だと豆類は1/3までです. 欲張って一度にたくさんの大豆を煮ようとすると,大豆の皮が吹き出し口を塞いでしまい, 煮汁が噴出してとんでもないことになります.はっきり言ってすごく怖いです.

 

続きは続・味噌の作り方にあります.


   
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